更年期症状を改善する治療法のひとつである「HRTホルモン補充療法」。
日本ではまだまだHRTを受けている女性が少ないため、いったいどんな治療法なの?と不安や心配なこともあるかと思います。
今日はそんな悩みにお応えして、HRTの治療期間はどれくらい?治療費や薬の料金はいくらかかる?どんな治療薬があるの?やめ時ってあるの?などの疑問について説明していきます。

HRTホルモン補充療法とはどんな治療法?

更年期になると起こりやすい急なのぼせや発汗などの不快症状は、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少する環境変化に脳と体がついていけないことが原因で起こります。
一般に、エストロゲンの血中濃度が1ml中50pg以下になると、更年期の症状が出やすくなると言われています。

参照更年期にさまざまな不調を引き起こす原因&更年期症状チェックリスト

この急激に減少したエストロゲンを少量補って、その落差をゆるやかにし、体が無理なくついていけるように、そして、更年期症状を緩和するというのが「HRT(ホルモン補充療法)」です。

エストロゲンの減少が直接の原因であるホットフラッシュには特に効果があり、7割の人に有効と言われています。
その他、うつ気分やイライラ、不眠、疲労感など、エストロゲンがかかわる更年期以降のさまざまな症状の改善にも有効です。

参照HRT ホルモン補充療法は効果が出るまで何日かかる?メリット&症状別ランキング

HRTは、主に婦人科や更年期外来を受診します。
治療対象は、40代後半以降で体調が悪く、月経が乱れており、ホルモン検査で値が低いなどの場合に適応になり、閉経前でも処方が受けられます

ただし、誰でもHRTが受けられるワケではなく、受けられない人、注意が必要な人がいます。

参照HRT ホルモン補充療法のデメリット&受けられないor注意が必要な人とは?

そのため、問診で現在の更年期症状や病歴など体の状態をチェックし、血圧の測定をします。
さらに、子宮頸がんや子宮体がん、乳がんの検診、血液検査でホルモン値が下がっているかなどを確認したり、経腟超音波検査で子宮や卵巣の状態を調べ、総合的にHRTに適応するかどうかを判断する必要があります。
そして、HRTの治療中は、年1回の婦人科検診、乳がん検診と、半年に1回の血液検査を受ける必要があります。

参照HRT ホルモン補充療法を開始する前に受ける事前検査の項目&治療の流れ

治療に入る前の検査に問題がなければ、いよいよHRTの開始になるワケですが・・・
副作用に関して心配な人も多いかと思います。
どんな薬にも、体に良い効果をもたらす主作用があれば、必ずそれにともなう副作用があるものです。
大切なことは、HRTのメリットとデメリットを正しく理解して、自分で納得して使うこと!

血栓リスクを減らすためには、開始時期を閉経後10年以内かつ、60歳未満とし、2年以上続けること。

乳がんリスクを減らすためには、閉経後5年以上経過してから開始し、5年以内に終了することが提唱されています。

60歳以上、あるいは閉経後10年以上たってHRTを始めると、狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患のリスクが上がるとされるため、HRTを開始するタイミングは閉経後10年以内が目安ですが、閉経後時間がたつほど血管の老化が進むので、閉経後5年以内がベター

しかし、リスクを減らすためにホルモン量を減らして行うなどの方法をとれば、60歳以上でも絶対使えないというわけではありません。

また、HRTにはつらい症状を改善するだけでなく、エストロゲンが減ることで起こりやすくなる病気を予防するという嬉しい作用もあります。
エストロゲンには骨を強くする、血管をしなやかに保つ、コレステロールの増加を抑えるなどの働きがあり、これまでは自前のエストロゲンが病気から守ってくれていましたが、エストロゲンの分泌が減ってしまうことによって、女性は急に生活習慣病などのリスクが高まります。
HRTでエストロゲンを補うことで、そうした病気の予防効果も期待できるというわけです。

代表的なのは骨粗鬆症の予防効果
エストロゲンが減ると骨密度が低下しますが、HRTはこれを抑え、高齢になってからの骨折を防ぐのに有効です。
他にも、肌の弾力を保ったり、シワを減らしたり、脳の認知機能を保持したりするなどの美容やアンチエイジング効果も期待できます。
粘膜にも作用するため、ドライマウス、ドライアイ、膣粘膜の乾燥を抑えてくれることも分かっています。

薬で女性ホルモンを補充するということに抵抗がある人も少なくないと思いますが、HRTで補充する量は、20~30代に自前で分泌されていた量と比べたらほんのわずかで、症状を抑えるのに必要な分だけです。
具体的な数字を挙げると、HRTで補うホルモンの量は40~60pg/ml
月経がある時期のホルモン量は、少ない時期と多い時期で差があるものの100~1000pg/mlくらいと言われているので、HRTで補充するホルモンがいかに少量か、ということが分かると思います。

更年期は女性なら誰しも必ず通る道ですが、閉経後にも何十年という人生が残っています。
HRTは、閉経後の生活の質を高め、その長い時期をより明るく、より健やかに過ごすための備えとしても役立ちます。
つらい症状を我慢するより、この期間を快適に過ごすためにHRTを試してみる価値は大いにあると思います。

薬の種類

補充するエストロゲンの種類は、飲み薬・貼り薬・塗り薬の3種類があります。
飲み薬でエストロゲンを補充するということに抵抗がある人も多く、現在は、手軽な貼り薬や塗り薬が人気のようです。
ただし、皮膚がかぶれやすい人は飲み薬を選択するのがベター、血栓症のリスクが高めの人は貼り薬や塗り薬がベター。

主な薬の名前として、「プレマリン」(飲み薬)「エストラーナテープ」(貼り薬)「ル・エストロジェル」(塗り薬)が挙げられます。

参照HRT ホルモン補充療法で自分に合う飲み薬・貼り薬・塗り薬の効果的な選び方

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料金はいくらかかる?

更年期症状に対する治療や骨粗鬆症、萎縮性膣炎の治療の場合は健康保険が適用されますが、骨粗鬆症の予防や肌の若返りなど予防目的の場合は、健康保険が適用されず、自費扱いが原則です。

保険適応ならホルモン剤そのものの薬代は、1か月1000円~2000円程度(3割負担の場合)
ただし、治療を開始する前の事前検査などで、初回は数千円~数万円くらいかかる場合があります。

治療期間はどれくらい?やめ時はある?

HRTは5年以上の使用で乳がんリスクがわずかに上がると言われているので、HRTのやめ時について悩んでいる人も多いと思います。
ただし、これは普通の人に行うエストロゲンと黄体ホルモンを組み合わせて行う「併用投与法」を5年以上おこなった場合のことで、HRTをやめればリスクはなくなり、5年未満の治療ならリスクはほぼないと言われています。

参照HRTの副作用はいつまで続く?乳がんリスク・出血・太る!のホントとウソ

しかし、HRTを受けていると体調が良いからもっと続けたいという人は、定期的な検診などでチェックすれば、5年以降も継続は可能です。
病気予防、骨や血管、肌などへのアンチエイジング目的で、実際に10年以上継続して使っている人もたくさんいます。
ただ、HRTに伴う疾病のリスクはホルモンの量に連動して増えるので、婦人科のがんなどの検診をきちんと受け、ホルモン量を減らした薬や使用頻度を減らすなど、リスクを減らす処方を医師と相談しながら長く続けていくことが理想です。

このように、自分で目的を設定して使えるのがHRTのメリットでもあります。
HRTの使用目的は大きく分けて2つあり、1つめは更年期症状を緩和するため、2つめはエストロゲンの低下で起こりやすくなる病気を予防するため。

HRTをやめるか続けるかは自分で選択できますし、いつやめてもいい治療ですが、この目的によってやめ時を考えるのが一番良いと思います。

更年期症状の改善が目的である場合

症状が強いのは閉経後3年くらいまでということが多く、その後はエストロゲンの少ない状態に体が慣れ、更年期のつらい症状の出方が弱くなってくるので、更年期症状緩和の目的では通常2~5年くらいの使用が目安ですが、つらい症状がおさまって快適な生活が送れるようになったらその時が「やめ時」と考えればいいでしょう。

ただし、HRTは、あくまでエストロゲンを「補充」する方法なので、調子が良くなったからといってすぐにやめると症状が元に戻ってしまうことも多いので、HRTで症状が落ち着いている間に、生活改善・環境改善をして、自信がついてきたらゆっくり時間をかけ、少しずつ薬の量を減らしながらやめていくのが一般的です。

中止後、もし再び症状が出るようならHRTを再開してもいいですし、漢方薬やサプリメントなど別の方法に切り替えることも可能です。

病気の予防やアンチエイジングが目的である場合

使っているうちに美容的な効果を実感することも多いため、更年期症状が治まった後も医師と相談し、10年以上続けている人も少なくありません。

HRTは5年以上の使用で乳がんになるリスクがわずかに上がると言われているため、弱いエストロゲン剤を単独で使ったり、薬の量を減らすなどして、乳がんのリスクを抑える使い方をするのが一般的です。
途中で勝手に薬をやめてしまうと治療効果がなくなってしまうので、医師の指示通りに治療を続けることが重要です。

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他の薬と併用して大丈夫?

市販されている風邪薬、頭痛薬、アレルギーの薬、ビタミン剤、抗生物質などは一緒に飲んでも特に問題はありません。

また、HRTと併用して婦人科など病院で処方される漢方薬、睡眠薬(入眠剤)、抗うつ薬などと一緒に飲んでも全く問題はありません。

しかし、糖尿病の血糖降下薬は作用が落ちると言われており、他の薬と併用することで、ホルモン剤の効果を減らしたり、効果を強くしすぎてしまうこともあります。

他の科を受診する際は、HRTの治療中でホルモン剤を服用していることを必ず伝えましょう。

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