大豆は、女性ホルモンの働きを補う「大豆イソフラボン」、中性脂肪やコレステロールを減少させる「大豆たんぱく」など、更年期に起こる不調の予防や改善に働く成分を豊富に含む食材。
大豆や大豆製品でイソフラボンを摂ることによって、更年期に減ってくるエストロゲンの作用を補うことができるので、食事で積極的に大豆をとることにはたくさんのメリットがあります。
大豆製品を多く食べる日本人女性は、欧米人に比べて更年期症状が軽めと言われています。
豆腐、納豆、味噌など普段当たり前のように食べている大豆には、「大豆イソフラボン」という抗酸化成分が含まれ、これが女性ホルモンのように働いて更年期症状を軽くしてくれる効果があるのです。

スゴイゾ!大豆の成分&効果

大豆イソフラボン、大豆たんぱく、サポニン、レシチンは、4大要素とも言われるほど大豆の中心となる成分。

大豆イソフラボン

女性ホルモンのエストロゲンとよく似た構造を持つのが大豆イソフラボン。
大豆の胚芽に含まれるポリフェノールで、エストロゲンが足りなければ、それを補うように働き、エストロゲンが多すぎるという場合には、それを減少させるように働きます。
ちょうどいいバランスへ持っていく働き方をするので「天然のエストロゲン」とも言われています。
また、厚生労働省の研究では、食事でイソフラボンをたくさん摂取している人ほど、乳がんや脳梗塞、心筋梗塞、男性の前立腺がんのリスクが低下するという研究報告もあります。

更年期障害の症状を緩和する
エストロゲンの減少が原因で起こる更年期障害の症状「ホットフラッシュ(のぼせや発汗)」を軽くするのに有効です。

骨粗鬆症の予防
エストロゲンは、骨からカルシウムが抜け出すのを防ぐ働きがあります。
閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、エストロゲンの低下が原因のひとつ。
イソフラボンは、エストロゲンの代わりに骨から血液中へカルシウムが流れ出すのを抑え、骨密度の低下を防ぐ働きがあるため、更年期以降にリスクが増加する糖尿病や骨粗鬆症の予防・改善にも効果があると言われています。
骨粗鬆症への効果については、「骨の健康維持に役立つ」として特定保健用食品に許可されているものもあります。

乳がんの予防
大豆イソフラボンの摂取量が多いと、閉経後の女性が乳がんになるリスクが少ないという研究データがあります。

女性ホルモンが関わる病気「乳がん」は、エストロゲンの過剰分泌が原因のひとつと考えられており、出産経験がない人、高齢出産の人が乳がんになる危険性が高いと言われるのは、月経の回数が多くなり、エストロゲンに触れている期間が長くなるためです。
イソフラボンは、過剰なエストロゲンの働きを抑えたり、がんの増殖を促す血管新生を抑制したりするため、乳がんを予防すると考えられています。
イソフラボンを摂取することによって、乳がんの発症を抑える効果があり、実際に、大豆の摂取量が多い地域では乳がんの発症が少ないという研究データがあります。

美肌&食欲抑制効果
大豆イソフラボンがコラーゲン生成を助けてくれるので、肌の弾力がアップし、シワを予防する効果があります。

大豆たんぱく

大豆の主役ともいえる成分が「大豆たんぱく」で、大豆の中には約35%も含まれています。
この中には、体内で作ることができず、外から摂らなければならない必須アミノ酸が含まれており、他にも多数のアミノ酸が含まれています。
血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を減らしたり、血糖値の急上昇を抑えたりする効果があります。

さらに、脂肪の燃焼を促す働きがあり、メタボを抑える善玉ホルモン「アディポネクチン」の分泌を促進するので、肥満の改善にもとても効果的

また、血管自体を丈夫にするため、動脈硬化や高血圧の予防にも役立ちます。
その他、がん予防や抗アレルギー作用も注目されています。

サポニン

大豆のアクの成分。
サポニンの効果は、なんといっても活性酸素を抑える抗酸化作用
強力な抗酸化作用によって、日焼け・シミ・シワなど肌老化やガンなどの生活習慣病の予防になります。
また、血中コレステロールを下げる働きもあるので、動脈硬化や心臓病の予防にも効果的。
さらに、脂肪が身体に溜まるのを防いでくれる働きもあります。

レシチン

大豆の油脂成分で、細胞膜を作る役割を持った重要な物質です。
細胞に酸素や栄養を送り込み、いらなくなったものを排出する働きをしています。
レシチンによって細胞が活性化すれば、身体全体が若返り、シミやソバカスなどの肌トラブルを予防し、老化を防止してくれます。

いくつかの成分が集まったレシチンは、腸に入るとそれぞれに分解され、その中の「コリン」という物質は脳へ行くと「アセチルコリン」に変わり、神経伝達物質の働きをします。
これにより、脳細胞が活性化され、記憶力が高まったり、ボケ防止にも役立つのです。

それから、ストレスが多いと脳内にあるレシチンの量は低下してしまい、ちょっとしたことでイライラしたり、気分が落ち着かなくなったりしてしまうのは、レシチン不足が原因のひとつ。
このように脳細胞や神経の働きを正常化することから、自律神経失調症や不眠などにも有効です。

オリゴ糖

大豆のオリゴ糖は、成熟した豆だけに入っているので、もやしや枝豆には含まれておらず、また、成熟した大豆を使った食品でも、納豆、味噌、しょうゆなど発酵させたものにもほとんど含まれていません。
豆乳、豆腐、きな粉などに多く含まれています。

オリゴ糖は、腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やし、便秘の改善はもちろん、年齢とともに増えてくる悪玉菌を抑え、腸内環境を整えてくれます。
それから、発がん物質を排出する効果があるので、大腸がんの予防にもなります。

乳酸菌の中には、生きたまま腸に到達できないものもありますが、大豆のオリゴ糖は摂取したあと、体内の他での吸収が少なく、大腸にきちんと届けられるのも特徴です。

ビタミン

ビタミンB群・E群が豊富に含まれています。
ビタミンBは、疲労回復や精神を安定させる働きをします。
ビタミンEは、体内の酸化を防ぐので、生活習慣病の予防や肌の老化に効果的な「若返りのビタミン」とも言われています。
血行をよくする働きもあるので、肩こりなどにも有効です。

ミネラル

カリウム、マグネシウム、鉄分などが多く含まれていますが、その他のミネラル類もバランスよく含まれているのが特徴。
血圧を調整してくれたり、血管、心臓、神経などの活動を整えてくれる働きをしてくれます。

食物繊維

不溶性食物繊維を多く含み、血糖値の急な上昇を抑えてくれます。
大豆食で排便回数が増えるといったデータもあり、便秘解消効果も期待できる。

大豆ペプチド

血管に働きかけて血圧低下に作用したり、筋肉の修復を促す働きがあります。

βコングリシニン

大豆たんぱく質に含まれる成分で、中性脂肪を低下させ、内臓脂肪をつきにくくします。

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