便秘と体臭・口臭って関係がないように思いがちですが、実は深い関わりがあります。
さらに、体臭や口臭と深く関係するのが「食物繊維の摂取量」。
今日は、便秘が原因で起こる体臭や口臭の対策&解消方法をご紹介します。
これを読むと、食生活がいかに体臭と深く関わりがあるかが分かると思います。

便秘が体臭を生み出してしまう理由

便秘による体臭 画像
排便が起こらず、便が長い時間腸内にたまった状態になると、腸内で腐敗や発酵が進み、インドールやスカトール、硫化水素などの毒性物質が発生します。
これらはニオイ物質の中でも悪臭の代表格です。

これらのニオイ物質が血液にしみ込むと、体内をグルグルと巡ることになり、体中に巡った物質は呼気から口臭として、皮膚からは汗となって排出され、体臭の原因となるのです。

つまり、便秘症の人は、体臭が強くなるのです。

では、人はなぜ便秘になるのでしょうか?
それは、「食物繊維の摂取量」が関係しています。

天然美通

におい物質を「食物繊維」で排出しよう!

食物繊維は、悪玉菌をきれいに掃除して体外に排出してくれるので、腸内をきれいにしてくれます。
食物繊維は胃や腸を通過しても消化・吸収されずに大腸に移動し、大腸内の不要な水分やコレステロールなどをからめとりながら便となって、それらを体の外へ運び出します。
体臭を消す 食物 画像

食物繊維によってかさ増しされた便が腸壁を刺激し、刺激を受けた腸がぜん動運動を開始して排泄が促されます。

腸内環境を荒らしてニオイ物質を作り出す悪玉菌を始め、ニオイ物質そのものや悪玉菌が出した毒素、有害物質や悪臭物質などをみんなまとめて排出するのが食物繊維なのです。
これが、体臭予防につながります。

つまり、便秘を防ぐには食物繊維をたくさん摂ることが重要!
体臭を抑える効果が期待できる目安としては、食物繊維を1日20~25g摂るのが理想的です。

最近の日本人は消化・吸収のよいものばかりを食べるようになり、さらに食物繊維の摂取量がわずかになったことで、大腸に届く食べ物のカスが少なくなってしまった結果、便意が起こりづらく、便秘症に悩む人が増え続けています。

腸内環境をキレイにして、便秘にならないようにするために食物繊維をたっぷり摂取することを心がけましょう。

おなかラボ

食物繊維を多く含む食品(100g中)

食品 食物繊維率
ごぼう 5.7g
さつまいも 2.3g
ほうれん草 2.8g
里芋 2.3g
茹でたけのこ 3.3g
枝豆 5.0g
ブロッコリー 4.4g
オクラ 5.0g
オートミール 9.4g
押し麦 9.6g
おから 9.7g
りんご 1.5g
キウイフルーツ 2.5g
干し柿 14.0g
小豆(乾燥) 17.8g
大豆(乾燥) 17.1g
切り干し大根 20.7g
干しひじき 43.3g
干ししいたけ 41.0g

ごぼうなどの根菜類、イモ類、きのこ類は、意外と含有量が少ないので、食物繊維を効率良く摂取するには、乾燥ひじきや高野豆腐、切干し大根などの乾物がオススメです。
乾燥ひじきは、ごぼうの約8倍もの食物繊維を含んでいます。

また、食物繊維には果物や海藻類などの多い水溶性食物繊維と、根菜類やキノコ類、豆類に多い不溶性食物繊維の2種類があり、どちらもまんべんなく摂るのがオススメです。
水溶性食物繊維は、腸内環境を整え便通を促し、不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸を刺激します。

食物繊維の他に、腸内環境を整える食品には、ヨーグルトの乳酸菌、植物性乳酸菌を含むぬか漬けなどの発酵食品、オリゴ糖などがあります。

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