2017年6月29日のNHKあさイチで、乳がんが見つけにくい「高濃度乳房」について紹介されていました。
乳がんの早期発見のために広く行われているのが乳房のX線検査「マンモグラフィー」ですが、マンモグラフィー検査では乳がんが見つかりにくい「高濃度乳房(デンスブレスト)」という体質があり、日本人女性の4割、特に若い人に多いとのこと。

高濃度乳房(デンスブレスト)とは?

あさイチ 高濃度乳房
「高濃度乳房」とは、乳腺の密度が高い状態のこと。
マンモグラフィーでは乳腺は白く写りますが、同時にがんも白く写るため、乳腺に紛れてがんが見えにくくなります。
高濃度乳房の場合、そうでない場合と比べて約1.2~1.3倍乳がんになりやすいそうです。

高濃度乳房は、どうやったらわかる?

高濃度乳房を判断するには、マンモグラフィー検査を受けることが必要です。

乳がん検診(市区町村が行う検診や、人間ドッグなど)を受けた際、検診結果とともに、高濃度乳房かどうかなどの乳房の性質が知らされる場合があります。
知らされなかった場合は、実施した市区町村や受診した医療機関にたずねると、基本的には教えてもらえるということですが、通知の態勢が整っていない市区町村や医療機関もあります。

厚生労働省では、高濃度乳房について自治体の対応をまとめたガイドラインを作成し、2018年3月までに示す方針だそうです。

高濃度乳房だとわかったらどうする?

高濃度乳房と判明し、マンモグラフィーでは乳がんが見つけづらいとわかった場合、次の検査として、「超音波検査」を受診するのが一般的。
超音波検査は、乳腺の密度にかかわらず、がんのしこりを映す可能性が高いためです。
マンモグラフィーと超音波検査を組み合わせることで、乳がんの発見率が1.5倍になるという調査結果もあります。

しかし、十分な技術をもつ検査技師の数は限られており、市区町村が行う乳がん検診においては、超音波検査を行う態勢が整っていないなどの理由で、高濃度乳房だとわかった人全員が、自動的に超音波検査を受けることはできません。
超音波検査を希望する場合は、自分で医療機関に申し込み、自費(数千円~1万円程度)や人間ドックで受診する必要があります。

また、高濃度乳房と判明したからといって、マンモグラフィーを全く受診しないのはよくないとのこと。
高濃度乳房の場合でも、がんの性質やできる場所によっては、マンモグラフィーで見つかる可能性があります。

マンモグラフィーと超音波検査をうまく組み合わせて受診することが大切です。

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